「高木正勝の音楽が未来を変える?」

以前から注目されていたものの、ここ近年多方面から注目されるようになったアーティストと言えば「高木正勝」ではないでしょうか?

細田守監督作品である「おおかみこどもの雨と雪」(2012)での音楽を担当したことでも話題になり、そのナチュラルなピアノの音色と独特な空気感を感じさせる雰囲気で多くの人々を感動させています。

さて、そもそも高木正勝は音楽家では無く映像作家でした。自分の映像作品に音をつけるため、結果的に趣味のピアノとコンピューターを駆使したエレクトロニカミュージックを合わせた、BGMとしての音楽作りをメインとしてきた方です。

しかし、その映像の美しさと音楽が完璧にマッチングしており、作品を量産するほどに、徐々に高木正勝でしか作り得ない世界観を完成させていくことになります。それが多くの関係者の心を震わし、今の活躍に辿りついた、という経歴になります。

ここで、僕が面白いと感じたのは“音楽との距離感が物凄く心地よいところにいる人”という部分です。

ミュージシャンになりたいから死ぬ程音楽を聞いて、練習し寝る間も惜しんで行ない、日々ライブを重ね、曲も暇さえあれば量産する…。

決して悪いことではありませんが、そういったスタンスって音楽自体を苦痛に感じてしいまう可能性もありますよね。

その点、専門家でないからこそ、独特の“抜け感”が生まれている高木正勝の音色。この感じが、今の世の中にマッチングしているような気もします。

ニューアルバムも発売し、益々勢力的に音楽活動の場を広げていくのでしょうが、今のままのスタンスは変えずに、自然体の高木正勝でいてほしいですね。

 

日本にもまだまだ素晴らしい音楽があり、そのアプローチの仕方にも変化が生まれている。ちょっと、久しぶりに音楽シーンに期待したくなる、そんな気持ちになりました。

 

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