第21回 知らなきゃマズい作家ってどんな人!?

前回(第20回 「現代美術ってなに!?」)でお話ししたように、この領域を万人が納得する形で定義するのは至難の業です。年代や作風を限定しないので、挙げようと思えばいくらでも挙げられてしまいます。ここでは、一般的に現代美術の作家としてカテゴライズされる著名な人物を、7名だけ紹介します。

アンディ・ウォーホル
アメリカ出身のアーティスト。ポップアート(大量生産や大量消費を軸とする社会の中で、広告・雑誌・漫画の表現を作品に取り入れたもの)の担い手として知られる。代表作はマリリン・モンローなどの有名人やキャンベルスープの缶詰など、身近なものをモチーフにしたシルクスクリーン(スクリーン=メッシュ状の版を使って画像を刷る版画技法のひとつ)の数々。

キース・へリング
アメリカ出身の画家。地下鉄で行っていたグラフィティ(=落書き)が評判となり、徐々に知名度を上げていく。作品はシンプルな線で構成されているのが特徴的。人型や動物のモチーフに線を加えて描き出した、ユーモアのある雰囲気が人気。

ロイ・リキテンスタイン
アメリカの画家。漫画の1コマを拡大して作品に仕上げる手法で注目を浴びた。1つのビジュアルと1つのセリフのみで、インパクトのある表現となっている。大衆的な漫画を芸術作品の域に高めたことも評価された一因。

岡本 太郎
1911年生まれの芸術家。絵画や立体作品などの創作活動の他、タレントとしてメディアに多く露出したことも知名度アップにつながった。代表作の「太陽の塔」は大阪万博を機に作られたが、1970年に誕生してから今でも大阪のシンボルとして親しまれている。

赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい)
1937年生まれの前衛芸術家。美術家仲間と立ち上げた「ハイ・レッド・センター」での活動や、パフォーマンスのほかに、漫画家や作家業でも作品を数多く残している。千円札の印刷をめぐり、前衛芸術の思想的パフォーマンスから社会問題にまで発展した「千円札裁判」は、日本美術史の中でも特に異彩を放つ。

奈良 美智(なら よしとも)
1959年生まれの画家、彫刻家。作品がニューヨークやロサンゼルスの美術館に展示されるように、世界で名を馳せる日本人の一人。初期にある不機嫌そうな表情をした少女の作品群が有名。

会田 誠(あいだ まこと)
1965年生まれの現代美術家。モチーフは少女、暴力、エロティック、グロテスクといった反社会なものが多く、インパクトのある作品で知られる。好き嫌いで印象が別れるが、独創的な作風で世界からも高評価。

名前は知っているけど、作品は知らない(逆に、作品はみたことがあっても作者は知らない)ことも多くあるでしょう。今はウェブを通じて手軽に情報を入手できます。気になる人はぜひ調べてみてください。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る