「アーティストのための場所では無く、当たり前に…」

多くのアーティストやクリエーターが愛して病まない場所といえば、間違いなく“カフェ”であることは言うこともありません。バーやビストロ、居酒屋なども該当するでしょうが、基本的にはお酒が飲めない方もいたり、毎日終電で酒など飲みたくない。

こなんな方もいますよね。そういう方でも、必ず利用しているとなれば、カフェという場所になるでしょう。

さて、そんなカフェなのですが、非常に様変わりしていっているような気がします。昔のカフェというとまず、コーヒーを飲んだりタバコを吸ったり、ありきたりの食事を軽く済ましたり。

こんな感じでちょっとした寄り道と時間潰しという印象がありました。喫茶店となると長く居座る第2の自宅的な感覚でしょうか?

ともはいえ、重要でありながら、健康的な要素を含む。などというのは無縁の世界であったことは言うまでもありません。ただ、日本はもとより、パリ、ニューヨーク、ミラノ、ベルリン、オーストラリア…。

とにかく、主要都市に新しくできるようなカフェの基本テーマが“健康”というキーワードで縛られているような気がしてなりません。勿論、健康で安全な食材を使い、美味しいものを摂取するのは人間として最善の行為でしょうし、否定もしません。

現に、自分もそういったオーガニックな食材は好きですし、カフェも好きで利用します。ただ、悲しいのが、わざわざ高額な金額を出してまで、そういったものを食べなければいけなくなってしまった…。

こういう状況が少し悲しいような気がします。食というのは、ライフスタイルアートを語る上で絶対に欠かせないものであり、こういったセンスの良い方々が目をつけることで広まっていったブームではありますが、オシャレの一環では無く、当たり前にこういう食生活を取り戻せたら…。

こういった思いも食べている最中にいつも思ってしまいます。

子供ができれば、経済的に教育費や何やらで、なかなか毎日の生活も切り詰めなければいけない家庭も多くあるでしょう。そうした家庭が、このオーガニックの食材を目一杯使って子供の料理を作るというのは絵空事でしかありません。

アートとしてのオーガニックカフェでは無く、もうちょっと身近な存在になってくれれば、より良くカフェも発展していってくれるのでは無いでしょうか?そんなことを、ちょっとふと思ってしまいました。

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