「照明アーティストとは一体?」

普段、テレビや映画などで活躍される“照明さん”という方々。ライブハウスや演劇など“見せる”仕事には欠かせない存在ですよね。

さて、そんな照明さんなのですが、みなさんはアートの目線で照明に注目したことはあるでしょうか?何となく、出演者やその内容に目が行きがちなのですが、その作品が素晴らしくなるか平凡となるか、照明の善し悪しで決まってくることだってあるのです。

今回、そんな照明をアートの域まで高め、日本はもとより世界でも活躍している照明アーティストを紹介させてください。

その人は「藤本隆行」さんといい、知る人ぞ知るアーティスト集団“ダムタイプ”の一員の方なのです。藤本さんといえば、まずはLED電球での照明アートでしょう。今でこそ、LED電球は当たり前のように普及し、エコである新しい光として、多くの施設などで取り入れられています。

しかし、藤本さんはこのLED電球をまだ一般市民が知らなかった頃から積極的に取り入れた作品作りを行い、照明アート界を震撼させ続けていたのです。さて、そんな藤本さんが以前行った取り組みで大きく注目されたのが“LED能”です。

“光と照明による能舞台の陰翳”と題し、日本芸能である“能”とのコラボレーションとなり、その今までにないような新しい世界を確立しました。能というもの自体、演者達が即興的音色や声を繰り返すものであることから、完璧にプログラムされた予定調和の展開ではなく、その都度LED照明も表情を変化させていくという、まさにジャズミュージシャンのような展開でした。

全く別の世界がMIXして起こった化学反応は、まさにアートなコラボレーションとなったのでは無いでしょうか?

また、藤本さんはヴァイオリニストにダンサーなど、様々なアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。そのひとつひとつの照明を完全に1人でプロプラミングし、アーティストの動きや音色などに反応して照明の色を変化させるような、システムは毎回斬新で見ている方もやっている方も楽しめるようにできているのです。

現在のアーティストとは違い、やはりこういった方々達のアートは規模が大きく、また常に夢を持っているということを改めて知らされました。

終わりなどを意識して走るのでは無く、未来を見据えて走っていくことこそ、アートをする者の大切なマインドなのかもしれませんね。是非、これからの活躍も期待しつつ、照明の新しい未来も考えていきたいと思います!

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