「奇跡のミニマルミュージックでアートを」

エレクトロミュージックの中でもミニマルテクノというジャンルがあります。アートでいうコンセプチュアルアート的な、少ない電子音とビートを抜き差ししながら淡々と繰り替えされていくテクノミュージックです。

聞く人によって見れば面白くないかもしれません。起伏は当然ありますが、メロやサビなどがある訳では無く、大きな変化以外は耳が馴れていない人であれば聞き逃してしまう可能性すらあります。

しかし、このミニマムミュージックの派生はクラシックであり、このミニマムミュージック無しには、現代の様々な名曲は残らなかったでしょう。ただ、これを一から説明するのは辛く、少し難しいので省きます…。

さて、そんなミ二マルミュージックなのですが、取っ付きにくい反面。アートな映像作品などに多く使われます。無機質な音を奏でたり、時には有機的ま音色も兼ね合わせたりと、表現方法は無限ですので、映像などをもマッチングしやすいのです。さらには、その特性を理解すればオーケストラとさえコラボレーションすることができます。

そして、そんなことを実現させてしまったアーティストがテクノミュージシャン・DJの「ジェフ・ミルズ」です。ジェフ・ミルズは宇宙をテーマにした楽曲やテクノという音楽を掘り下げて、エレクトロミュージックの新しい可能性を探り続けるシーンの重鎮として知られています。

このジェフ・ミルズがオーケストラとコラボレーションをして演奏会をは2005年。ブルー・ポテンシャルで野外コンサートとしてモンペリエ国立管弦楽団と行いました。大勢のオーケストラの中に混じり、機材を使用しながら音を出会わせ、そして放出していく。

互いの理解が合うことは当然ですが、音楽の垣根を超える画期的な試みとして大成功を収めました。確かに、テクノやハウスなどのダンスミュージックでオーケストラの音色が使われることは多々有りますが、このようにフルオーケストラを生で使うというのは、並み大抵の出来事ではありません。

ましてや、誰もが知る名曲という訳でなく、音階があるようで無い音楽と繰り返されるビートに合わせるのですから、演奏者達の技術と理解力も一流でなければいけません。

コンセプチュアルアートのように、表現の幅を広げていきたいと、まだまだ新しいことに意気込んでいるので、期待が持てますね。常に面白いを作り出すアーティストであるジェフ・ミルズから、まだまだ目が離せそうにありません。

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