「紳士の定番アイテム「オールデン」を見直す」

今では当たり前のように溢れ返る定番製品というのは、必ず元祖が存在しているものです。

そして、その元祖を作り上げ定着させていったブランドは、アート性と先見性など様々な分野で卓越していたということにも繋がるのではないでしょうか?ここでのコラムで様々な元祖を取り上げてきてはいますが、今回は紳士靴の定番とも言える、ローファーを生み出した「オールデン」を紹介したいと思います。

オールデンは今や説明も要らぬ程の高級紳士革靴の老舗メーカーですが、その名に甘んじることの無く現在進行形、アメリカントラッドスタイルの足元のトレンドを牽引し続ける存在です。チャールズ・H・オールデンにより1884年にアメリカ・マサチューセッツ州に設立されたオールデンを有名にしたのは、その卓越した技術とデザインもありますが、コートヴァンという馬革とラストと呼ばれる木型を上手に使ったことでしょう。

デザインだけでなく、その履きやすさにも注目され、足に完全にフィットする体の一部のような機能性を作り上げた、言わばオーダーメイドのような履き心地を既製品で生み出したのです。

やはり、近頃の新しいプロダクツで作られる製品なども多く出回っていますが、昔から本物のものづくりにこだわっているブランドは違いますよね。さて、このオールデンが生み出す最高傑作がローファーなのですが、そのローファーは「タッセル・ローファー」です。

タッセルを施した、非常にトラディショナルな雰囲気のデザインローファーは、今でこそどこでも見受けられるデザインですが、元祖はオールデンです。第二次世界大戦後にアメリカ人俳優であるポール・レーカスの依頼によって開発されたことがキッカケとなり商品化されたのですが、とにかくこの革命的なデザインは話題に話題を呼び、ブルックス・ブラザースのコレクションに並べられたということで、より話題になったという訳です。

話はそれますが、オールデンと言えば、実はコートヴァンなのですが、この革素材、水にめっぽう弱く、最高の皺を作るには相当大切に手入れをしなければいけないそうです。何というのでしょうか…この手間のかかる所がまた嬉しいですよね。

何でも手間暇要らないという近頃のハイテク製品には無い、手のかかり用が良いのです。本物を求めている男性であれば、必ず一足は持たなくてはいけない大切なブランドです。是非、足を入れてその素晴らしさを実感してみてはいかがでしょうか?

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