吉岡徳仁−クリスタライズ

 

「Crystallize」というテーマのもとに、先鋭的な表現を展開する吉岡徳仁の個展。
吉岡徳仁は、アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作から生まれる作品により、世界に最も影響を与える創り手の一人として、国内外で高く評価され、作品群は、国際的な評価を受け、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、オルセー美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館など世界の主要美術館で展示・コレクションされている。アート/デザインの領域を超えて高く評価 され活躍する作家による国内最大規模の本格的個展であり、大規模なインスタレーションをはじめ日本での初公開作品・新作を含むその作品世界を、初めて包括的に概観できる。


公立館初の大規模個展
吉岡の公立館初の大規模個展として開催される。「Swan Lake」と題された結晶の絵画、結晶化した薔薇の彫刻「Rose」、7つの糸から生み出される椅子「蜘蛛の糸」、ガラスのベンチ「Water Block」、プリズムでつくられた建築「Rainbow Church」ほか代表作を含む国内初公開作品や大型インスタレーションが展示される。


「Crystallized Project」
吉岡の「Crystallized project」は2007年にスタートし、これまでに結晶の椅子「VENUS ―Natural Crystal chair」や結晶絵画(結晶の成長過程において、曲を聴かせることで音の振動を与え、一つの曲が一枚の絵画となるかのように生まれる作品)を発表し、今回は新作として薔薇を結晶化させた「Rose」などを発表する。これらの作品群は、自然がつくり出す「偶然の美しさ」を引き出し、人の感情に響くクリエイションとは何かを見出す試みでもある。


Rainbow Church
2010年に、韓国・ソウル市で開催された過去最大規模の個展「Tokujin Yoshioka_ SPECTRUM」で、建築プロジェクト「虹の教会」の一部として、教会を象徴する500本のクリスタルプリズムから成る、高さ9メートルのステンドグラスが展示された。アンリ・マティスの晩年の設計であるロザリオ礼拝堂に心を奪われた吉岡徳仁のひとつの到達点でもある「光」によって表現される大規模な作品Rainbow Churchが、新たに展示さる。

 

「吉岡徳仁−クリスタライズ」展
会期:2013年10月3日(木)〜2014年1月19日(日)
会場:東京都現代美術館
休館日:月曜日(ただし10月14日、11月4日、12月23日、1月13日は開館)、10月15日、11月5日、12月24日、12月28日〜2014年1月1日、1月14日
住所:東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111(代表)
http://www.mot-art-museum.jp/
[Gallery]


 

 

吉岡徳仁
http://www.tokujin.com/
1967年佐賀県生まれ。1986年桑沢デザイン研究所卒業後、倉俣史朗、三宅一生のもとでデザインを学び、2000年吉岡徳仁デザイン事務 所を設立。20年以上にわたりISSEY MIYAKEの展覧会やスペースデザインを手がけ、銀座のフラッグシップストア「SWAROVSKI GINZA」の デザイン、CARTIER、HERMES、LEXUS、TOYOTA、NTTの空間デザイン、コスメティックブランドSUQQU、FANCLのパッケージ/ショップデ ザインなど、幅広い分野で活躍する。カッシーナ、ドリアデ、カルテル、モローゾなど有名家具ブランドの依頼でイタリア・ミラノサローネにおいて、 毎年新作を多数発表する。2001年に発表された紙の椅子「Honey-pop」が世界の注目を浴び、株式会社YAMAGIWAの照明「ToFU」au design projectの携帯電話「MEDIA SKIN」iida「X-RAY」SWAROVSKI Crystal Palaceのシャンデリア「STARDUST」、「Stellar」 スツール「Eternal」繊維の構造体を釜で焼く「PANE Chair ―パンの椅子」をデザインした。「Water block」、「雨に消える椅子」、世界最大 の光学ガラステーブル「Waterfall」など2002年から手がけている光学ガラスのプロジェクトは高く評価され「Water block」はパリ・オルセー美術館に常設展示されている。2007年 、「世界が尊敬する日本人100人」(『ニュー ズウィーク日本版』) の1人に選ばれ 、数々の作品は 、 ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、ヴィトラ・ デザインミュージアムなどの世界の主要美術館で永久所蔵品に選ばれている。毎年イタリア・ミラノで開催されるミラノサローネでは、Lexus、 SWAROVSKI、MOROSOなどのインスタレーションを発表し、デザインの領域を超え、アートとしても世界で高く評価されている。2008年には、21_21 DESIGN SIGHTにて、吉岡徳仁ディレクション「セカンド・ネイチャー」が開催された。2009年「『Storyof … 』カルティエクリエイション~めぐり逢う美の記憶」の総合監修を務め、自身もカルティエの未来をイメージしたパフュームボトル「Moon Fragment -月のかけら」を発表した。会場となった東京国立博物館表慶館では、約12万人の入場者数を記録した。2010年には、韓国・ソウル市で開催された、過去最大規模の個展「Tokujin Yoshioka _ SPECTRUM」は、期間延長された後、盛況のうちに幕を閉じた。森美術館「ネイチャー・センス展」では、15メートルにも及ぶインスタレーション「Snow」2010(1997~)が発表された。

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