「復活するアーテイストAmateur Best」

アーティストの中には、悲運な事にデビューしてしまった事から上手くいくはずの活動が億劫になってしまい、そのまま消え去って行く人がいます。それは、様々な業界の圧力や決まり、そして裏切り…。

数々の試練を乗り越えて、尚かつ良い作品を作り続けなければいけないというプレッシャー。難しい世界であることは、中の人間でなくても分かりますよね。そんな辛い思いを乗り越え、今また再び音楽シーンを熱くしてくれる、そんなアーティストが復活しました。そんな逸材が「Amateur Best」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

メランコリックな雰囲気と、独特な歌い回し、才能溢れるビートや音選びなど、ちょっとジェームス・ブレイクを思わせるような、そんな印象も受けます。そもそも、このAmateur Bestですが、Primary1としてデビューしており、Hold Me Down” で一躍脚光を浴びています。

なんと、Riton とのコラボによる一連の素晴らしいエレクトロ・ポップ・ソウルで、相当な注目をシーンで浴び続けていました。しかし、ここから彼の活動がおかしくなっていきます。

この成功を受けて、メジャーと契約をしているのですが、制作の上での紆余曲折があり、結果的に何となく発表、そして活動休止という異例の事態に陥ってしまったのです。しかし、その逆境を乗り越えて発表されたNo Thrillsでは、柔らかで、優しい、そんな彼の本当の姿が写し出された、そんなアルバムで復活したのです。

どうやら、休止した当時はあまりのショックなどで、まともな活動ができず、コミックなどを描いて発表をしています。まさか…とは、思った人もいるでしょうが、逆にこの時期が合ったからこその今なのかもしれません。しかし、ここで何もせず寝続けるような人間ではなく、やはり何かを生み出さなければ生きて行けない。

この感覚が、根っからアーティストであることを裏付ける、興味深いエピソードでもあるのです。さらに、メジャーで仕事をすることにより、多くの音楽仲間を手に入れることもでき、今回のレコーディングには多くの人や友人が関わっているようです。突き進むだけでなく、人生にはひと呼吸置く事も必要ということが良くわかります。

常に成功を納めなければいけない、結果を出さなければいけない、この歯車感を無くした時程、良い作品が生まれる事に、何故…気がつけないのか…ちょっと、まだまだ不思議で仕方ありませんね。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る