「寿司をアートとして表現した映画?」

日本が誇るべき物と言えば様々なありますが、ランキングを作るとすれば確実にトップ5に「寿司」が入るでしょう。寿司というのは、日本人にとってみて文化であり日常、そして心です。そんな寿司をアート、芸術の域まで上り詰めらせるのが寿司職人です。

日本国内にも相当な数の寿司職人がいますが、そのなかでも一番有名になった人物といえば「銀座・すきばやし次郎」の小野次郎店主でしょう。ドキュメンタリー的なメディアでも露出によって、より多くの人々に知られた天才寿司職人です。

夜のおまかせ握りが3万円から…と、いう高級な値段設定も、芸術品として扱われる寿司職人ならではと言えますね。さて、そんなすきやばし次郎なのですが、映画化されていた、という事をご存知でしょうか?勿論、もう観たという人も多いかもしれません。ただ、この映画なのですが、外国人が作った映画なのです。

日本人が手掛けているのであれば、精神的なドキュメンタリーで終わっていたでしょうが、外国人から見ると寿司はタダの食品でなく、アート作品「SUSHI」なのです。ちなみに、監督はデヴィット・ゲルブというアメリカはNY生まれの青年です。

フェルナンドメイレレス監督作『ブラインドネス』の製作の製作裏側を狙った、TVドキュメンタリー「A Vision of Blindness」など、様々なドキュメンタリー作品で有名な監督だそうです。このすきやばし次郎も、ドキュメンタリー映画としての作品ですが、タイトルも「二郎は鮨の夢を見る」。

子供の頃からの寿司の熱狂的ファンだった彼らしい目の付けどころではありますね。さて、この映画には、小野次郎さんのエピソードや寿司にかける熱い情熱、さらには息子達が出演。息子は、暖簾分けをしてもらった寿司屋で店主をしていますが、そのDNAを継いでいるらしく、世界的にも高い評価を受け続けています。確かに、寿司屋というのは清潔が第一ですし、その職人達も修行僧のような出で立ちで、凛とした空気感を感じさせるオーラを放っています。

食べ物ごとき、というと良くない表現ですが、毎日がお客さんと一発勝負を続けているその精神力は、アーティストという言葉で表しても、決して遜色ないでしょう。海外の目線で見ると、我々が当たり前に接しているものであっても、アート作品として深く注視されているのです。

その、大切な文化を適当に扱っていては、世界から尊敬される国民にはなれませんよね。この映画の存在によって、より日本人として帯を締め直される思いになりましたね。

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