「デザイン×ビジネスにおける、D&DEPARTMENTの成功?」

デザインにアート、食にライフスタイルなどに興味、精通している方であれば「D&DEPARTMENT」を知らないはずがないでしょう。代表のナガオカケンメイが、日本中の素晴らしい名産、特産、デザイン性の高い商品を集め紹介、販売しているデザインチームです。勿論、販売だけでなく、カフェやレストランなどもあり、そこではなかなか都会ではお目にかかれない特産物を多く食することができます。

代表の伝えたい事というのは、当然日本の良いものづくりをしている生産者達を多くの人に知って欲しいという、願いがあったでしょう。しかし、デザイン系を混ぜて行くと、どうしても“おしゃれ”というキーワードが前に出てきてしまい、最終的には“そういったものが好きな人や関係者”だけで盛り上がってしまうのも事実です。

当初は、儲かってはいるだろうが、どこか浮世離れしてしまった、分かる人にしか分からないプロジェクトだ、と思ってしまっていました。しかし、2012年に出来た商業施設“渋谷ヒカリエ”。このビルに定食を出す店や、フリースペースでの展示や販売スペースを出してから、その印象も覆りました。

1年以上経った訳ですが、多くの生産者や物がそろい、それをファッションビルという誰でも、その目的地を目指さないくても、その空間に触れることができる場所だからこその集客ができていました。大人は懐かしい、若者は可愛い、などそれぞれにD&DEPARTMENTの着地したい事が分かってなくても、自然に溶け込んで楽しんでいました。

この動きを見ていると、本当にデザインとビジネスがバランス良く成功しているだな…と、感じます。確かに、知られていない日本の、ものづくりの素晴らしさを伝えるアクションは大切です。しかし、それを企画する側が、躍起になって押し付けがましいイベントやアクションを起こすのは、見ていて具合も悪いし、正直“俺たち分かってる感”“日本ヤバイじゃない感”が伝わりすぎて…ついていけない事もあるのです。

しかし、D&DEPARTMENTは全く違います。そういった、伝えたいが独りよがりになってもいないし、変に溶け込みすぎてもいない。バランスが良いのです。それもこれも、きっとナガオカケンメイ氏の目的はしっかりとしているからでしょう。

やってみよう、が安易な意味あいでは無いのです。デザインとビジネスというのは、永遠の課題でもあるでしょうが、一先ず、D&DEPARTMENTを見て、その真実を見つけてみるのも面白いかもしれませんね。

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