「O JUNの制作過程を知る個展「O JUN―描く児」が府中市美術館で開催中!」

O JUNというアーティストをご存知でしょうか。

ミニマムな二次表現、というコンセプトのもと、様々なイラストレーションを描き、毒を持つ世界観に、ちょっと笑ってしまうようなポップで洒落の効いた作品を多く生み出す気鋭のアーティストです。

 

そんなO JUNの個展が、来年の3月頭まで府中市美術館 2階企画展示室で行われています。

「O JUN―描く児」と題した今展示会では何と30年に渡り絵画を追求していったO JUNの創作活動を振り返る、大規模なものとなっているのです。

独特のデフォルメ表現で描かれるものに、今年発表した匍匐(ほふく)など、常にそのセンスは衰えることなく、アート界の異端児的要素を存分に発揮した作品が展示されます。

 

1956年に東京に生まれたO JUNは、東京藝術大学大学院を修了した後に、就職などすることなく、スペインにドイツに遊学しています。

この時点で、既に自由度の高さを感じることができるのですが、その後80年代末に合金の筆を用いた作品で脚光を浴びています。

常に新しいものへの挑戦を止めることの無かったO JUNは、90年代に突入すると、次にはアクリル絵具、クレヨンを使用した作品を数々描き出します。

そして、2003年に入ると今度は油彩に傾倒。

本当に、多種多様な挑戦をしており、常々絵画の研究に余念が無かった事が見て取れます。

現代日本の情景を、O JUNだからこその特異な視点で描き続け、全く新しい世界観を生み出し続けているのです。

 

さて、そんなO JUNなのですが、この府中市美術館で展示されている中に、連作「川に、」があります。

連作、ということなのでシリーズ化しているのですが、ある事件をキッカケに、2011年の末より始めているそうで、それもまたO JUNらしい謎に包まれた理由です。

今回、このシリーズの新作を40点ほど展示しており、そのある事件への解答の付箋となっています。

と、いうのも勝手な解釈なのですが、そう思いたいです。

また、「其の児―crown」「其の児―camellia」「花・テレビ・コップ」などの代表作なシリーズもバッチリあるので、O JUN初心者の方でも分かりやすいかもしれません。

ドイツ人画家ハンス・ベンダとの競作もあり、O JUNの活動のほど全てを今回の展覧会で見ることができます。

現代アートがちょっと苦手…という方でも入りやすい作品ばかりなので、この辺りから入っても面白いかもしれません。

是非、時間がある方は、府中市美術館へ行ってみてはいかがでしょうか?

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