ファッション雑誌やテレビを見ていると「今年の流行色は…」などという触れ込みを見ると思います。
しかし、勝手に決まっているようでよく考えると誰が決めているのか?と、いう疑問に辿り着かないでしょうか。
基本的に、流行色は知らぬ間に浮かび上がってきて、有名な人がこの色が流行る!と、言って決まる訳ではありません。
ちゃんとした機関が厳正して流行色などを決定しており、そこから発表されるのが、我々が良く耳にする流行色ということなのです。
と、いうことでファッションは勿論、全てのプロダクトやデザインに関わる“色”の次の流行は何色なのでしょうか?
この流行色決めている機関はアメリカの色見本帳Pantone(パントン)。
こちらが発表した結果によりと、2014年の流行色は「Radiant Orchid(ラディアント オーキッド)」という色になるそうです。
パッと聞いて“あ、あの色ね…”と、思える方は少ないと思うので簡単に説明すると、ピンクとパープルが絶妙に調和したような赤紫?的なイメージの色です。
アカバナ科の植物である、フクシアをイメージしたということで、優しく喜びに満ちたカラーとなっています。
何故、この色なのか疑問に思うと思うのですが、まず色相環の中でも目を引き、創造力を駆り立ているような、クリエイティビティに溢れた色であるということがポイントだそうです。
この色を使うことで、オリジナリティ溢れる作品作りにも一役買い、様々な新しいデザインが生まれてくる、という事だそうです。
実際、今年の2014年春夏コレクションでも数多くのブランドが、ラディアント オーキッドを採用した衣類を発表しており、そういったファッション界の影響も選出の理由の一つなのだとか。
ファッション界の動向であったり、世相を反映する厳しい選出方法で選ばれるこの流行色。
「PANTONE Color of the Year」と呼ばれるだけあり、かなりプロダクトデザインとファッション業界へ影響が強いそうです。
一度決まれば、後はどう取入れて行くか。
ここからが、数多くの企業の腕の見せ所といったところなのでしょうね。
ちなみに、2013年はエメラルドグリーンでした。
グリーンカラーも流行!と、謳われましたが、そこまでグリーンを街中で見かけたかというとそうでもないような…。
一応、カタチだけは流行色ということで、知っておいて損はありませんよ。