世の中には様々なショップが氾濫していますが、、、
その中でも取り分けアートショップが大好き!と、いった方は少なくないでしょう。
不思議なのですが、あのアートショップが持つ空間に浸っていると、アートな気分になってきます。
恐らく、そのアートになっているという気持ちや気分が盛り上げられるのが、人気の秘密なのかもしれませんね。
さて、そんなアートショップなのですが、そこの美術館などで展示会をしているアーティストの関連グッズをはじめ、世界中で発売されているアーティストのグッズ、さらには飲食系のものまで、案外様々なものが揃っています。
写真集やアートブックなど、普通の書店ではお目にかかることができないような、素晴らしい商品も多数取り揃えてあったりするので、日常的に通っているという方もいるようです。
しかし、このアートショップこそ、個展というかインスタレーションのようなものです。
アートショップという展示。
そう捉えることができるような気がします。
その大きなポイントなのですが、そこで販売されているものって、結構役に立たないものが多いということです。
可愛いグッズに実用的なカレンダーなども販売していますが、勢いで購入して案外、実生活ではそこまで使用していないって人いませんか?何か、そこで見るとテンションが上がってしまい、思わず購入をしてしまうのですが、家に帰るとどうも使えないことに気づき、
結果収納されたまま…。
こういった状況に陥ってしまうのが面白いんですよね。
それは、そのアートショップ自体がアートな空間であり、商品全てをアート作品のように見せることができている、という結果なのではないでしょうか。
例えばなのですが、どこぞのアーティストが生み出した、ん?というようなゴムとバネの人形があったとします。
アートショップで見た時は、その異様さがとっても愛らしく、可愛らしく写るので、思わず購入してしまいがちです。
しかし、自宅に持ち込んで袋を開けた瞬間、アレ?っていうような感覚になってしまいます。
それは、自宅がアート空間でないということも言えますが、アートはアートを発表する場所にいるからこそ、意味を無し、表現を伝えられるという良い例なんです。
その商品がダメ、という訳ではありませんが、空間の持つ非常に重要な力。これをアートショップに行くと感じてしまうんですよね。まぁ、あまり考えすぎずに、欲しければ買えば良いのですが、何となく邪推してしまう自分が悲しいですね…。