「電子書籍貸出しモデル、スウェーデンがお手本に?」

今や、書籍を読むということすら電子化されている、そんな時代です。

どこでも手軽に読めるだけでなく、何より嵩張らないので、電子書籍を購入できる端末さえあれば、書庫などは一切要らないという利便性が魅力です。

さて、スウェーデンでは、そんな電子書籍の貸し出しスタイルがとてもユニークだ、と話題になっています。

まず、スウェーデンの図書館では図書館利用者が電子書籍タイトル全てを、常に無料で入手できるサービスを行っています。

まぁ、だったら普通では無いか?と、思われますが、ここからがユニークなポイント。

スウェーデンの図書館自体、普遍的な「ライセンス契約」モデルを利用していないため、貸し出し一回で無限に電子書籍が借りられます。

 

そして、この貸し出しに関して、図書館は支払いを出版社にするというのです。

出版不況が続く中、こういった図書館での電子書籍無料貸し出し(しかも無料)は、大きな打撃になりうります。

勿論、スウェーデンの出版社もかなり神経質になっているようです。

とはいえ、一部出版社では生き残りを掛けて、商品をしっかりと陳列し始めているようで、スウェーデンでは大きな問題となっているようです。

まだスウェーデン全体の図書館で行われている訳では無いようで、ストックホルム市立図書館が、パイロットプロジェクトを行う予定だそうです。

このプロジェクトの内容としては、まず図書館が出版社の既刊書の電子化に協力し、有利な貸出条件を結ぶという二重ライセンス契約を行うのだそうです。

今プロジェクトでは、25冊の電子書籍化に対する支払いを図書館が、出版社へ支払い、書籍化された本は、11年間有効な固定価格で図書館が利用できるという、システムです。

スウェーデンだけでなく、世界の出版社は図書館を“敵”と見なすのでは無く“仲間”として、ビジネスを進めていかなければいけない時代になってきているのです。

ともかく、こういったプロジェクトをサラッとやってのけようとするスウェーデンは、先進国の中の先進国なのかもしれませんね。

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