「近未来サイネージがもたらす、全く新しい街の姿」

青山のスパイラルガーデンで、「インタラクティブ・クリエーション・キャンプ 」の成果発表展が開催された、と話題になりました。

一体、どういった展示なのか?と、いうと、近年のメディア環境に精通するクリエイター18名を講師に迎え、そこでサイネージ制作に取組むワークショップの展示、という事でした。

サイネージ、つまり標識など、街中で混雑しノイズ化してしまっている状況を見直すことで、より社会的に貢献できるサイネージを生み出そう…と、いう狙いがあったということです。

こういったサイネージは、日々新しいものが生み出されており、アートのような作品からお固い雰囲気で注意喚起を目的とするためだけのものまで、街中に確かに溢れています。

こういった取組みを行う事により、さらにモラルを守り、さらには住みやすい街を目指すという、環境に目を向ける人々が増えて行くのではないでしょうか。

 

さて、今回は一般公募なども行い、数々の作品が応募されていたようです。

しかし、3週間という短い期間での行われるワークショップだっただけに、クオリティなどへの懸念もあったようですが、そこはプロということで素晴らしい作品が多く集まってきたようです。

その中から、面白い…と、思ったものを見て行きましょう。

まず、気になったのが「Look at Me!」というタイトルが付けられている作品。

駅の中に設置されることを想定にしたサイネージですが、モザイクのかかった二人の女性を背景に、ピクトグラムのようなスマートフォンを見ている人物が乗せられています。

一体、これって何だ…?と、思い内容を確認してみると、どうやら今話題の歩きスマホに向けて注意喚起を促すサイネージだそうです。

キネクトセンサーを使うことで、通行人を検知することができ、スマートフォンを見ながら歩く人達にだけ反応して注意をよびかけるのだとか。

さらに、限られた人にしか発生されない音を発するスピーカーも内蔵されており、前を向け!と、いうような声が発せられるようです。

そして、このモザイクの女性達に近づく事により、その姿がハッキリしていきますが、残念な事に女装をしている男性に姿が現れてしまい、非常にがっかりする結果となってしまうようです。

もちろん、正式に設置されている訳でも無いですし、企画段階ですので突っ込み所は満載なのですが、かなりユニークな発想であることは間違えありません。

たまたま、こういったデザインですが、色々なデザインを駆使することで、またバリエーションも増やせるでしょう。

ただ、関係ない人にまで前を向け!と、聞こえてしまうので、それがビックリしてしまうのが難点です。

発想がユニークなだけに、どこかでサンプルとして設置してみても面白いかもしれません。

また、自分販売機と名付けられた、3Dを買う事ができる自動販売機も登場。

今、ちょっとした話題となっている3Dプリンターですが、これが当たり前のようになった時、その場で自分の3Dデータが変えるという、まさにドラえもんもビックリな近未来自動販売機です。

こちらも、キネクトセンサーでユーザーを3Dスキャンする方法を使うようで、そこからさまざまなテクスチャで3Dデータを選ぶことができるようです。

勿論、SNSやデータなどで共有できる機能も搭載しているので、仕事としても使えそうです。

デジタルの時代がどんどん前に進んでおり、ちょっと着いていけない…と、いう方もいそうですが、10年後には当たり前のようにこの自動販売機を使っているかもしれません。

デジタルと街、そしてデザインが、これからの在り方を大きく変化させていくはず。

こういった事を改めて思わせてくれる、ユニークなワークショップの展示会でした。

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