「世界を変えるアート!JR展が8/ ART GALLERYで8月開催」

世界ではTEDプライズ受賞者として、国内でもWATARIUM美術館との大規模なコラボなどで常に注目を集めているアーティストJR。

このJRの作品が気軽観られるJR展が、渋谷ヒカリエ8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで8月より開催されるとの事です。

JRは、フランスパリに1983年に生まれており、現在ではニューヨークも活動拠点となっています。

屋外の至る建造物などに巨大な写真を貼って行くという奇抜な方法で自己表現をしていき、瞬く間に有名アーティストの仲間入りをしています。

と、いっても彼の表現の場所としては貧困や弾圧などで苦しむ人々を撮影し、その現地の人々と貼るという作業をしているのが独特です。

WATARIUMとのコラボレーションでは、大型プリンターを装備したトラックで東日本大震災の現場を周り撮影し、街中に展示するという事を行い話題となりました。

そういった、世界から観れば小さな活動かもしれませんが、大きな意味のある活動として高く評価されています。

そんな、JRの活動がリトグラフ版画などで展示されるという事です。

彼の活動を追いかけている方はもちろん、国内でのパフォーマンスなども体感した方も久々に日本で観れる機会ですので、是非チェックしてほしいところです。

 

さて、そんなJRのアートアプローチとして使われるのが、インサイドアウト。

個人の存在自体をアート作品へと変化させていく、という世界規模のプロジェクトです。

自分の力だけでなく、相手ありきのパワーを必要とするところが、少し他のアーティストとは違っていますね。

さらに、写真という事もあり、言葉では無い部分で通じ合える事からも国境の差を感じる必要は無いこともポイントかもしれません。

そして、屋外の大きな会場に大きく引き延ばされた写真を貼付けていく…と、いう単純作業。

しかし、それがどんな政治家の綺麗事を並べた言葉より数千倍も心に響くのですから、凄い事ではあります。

 

さらに、少し前に都議会での女性蔑視のヤジ問題が日本だけでなく世界でも話題となってしまいましたが、こういった女性達の権威を世界的に取り戻すための<Women are Heroes(女性たちこそがヒーロー)>という彼のプロジェクトも注目したいところです。

2008年より始ったこのツアープロジェクトですが、ブラジル、インド、カンボジアなどのアフリカを中心に女性達のインタビュー。

そして、その時撮影した写真をインサイドアウトしてくとい事です。

しかし、そこに何が意味があるのか、本人も完全に把握はしていないのかもしれません。

とにかく、多くの経験を積んで話を聞き、インサイドアウトしたところでもどうする事もできない状況もあったそうです。

だから、自分は写真を貼るだけ。

確かに、それが差別問題を無くすコアなキッカケになるかどうかは不明です。

ましてや、無意味な行動なのかもしれません。

でも、それを行う…と、いう事で何かが変わって行った事は確かかもしれません。

それぞれのストーリーを見せてアピールする事。

これは、発信したくてもなかなかできません。

さらに、力が無い方が行く事はダメな事ではありませんが、一人が色々な問題を感じて終わり。

と、いうのでは道のりが果てしなさ過ぎます。

アーティストとしても、こういった問題に取組む方もいますが、JRの取組む姿勢や方法はかなりのインパクトとメッセージ性を持っているような気がします。

面白い、というだけでなく、その先の展望がある活動だからこそJRの作品は“生きるアート”なのでしょう。

是非、興味がある方は彼の作品をちょっとだけ覗きに行ってみてはいかがでしょうか。

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