「通勤電車が美術館へ!斬新なプロジェクトで毎日楽しく!?」

毎日の通勤電車の中。

普段の風景と押し潰し合う人々、そしてむさくるしく素っ気な無い雰囲気の車内。

あぁ、今日も1日が始ったか。

何となくネガティブな印象が強い朝の満員電車は、あまり良いイメージを持っている方は少ないようです。

都内の朝に限定してしまいましたが、地方都市でもとあるピークの時間であれば、それなりに混雑しているはずで朝からテンションが下がってしまう方々は多いと思います。

 

さて、そんな通勤電車なのですが少しでもいいから楽しくならないかな?と、何度も考えた事がある方は多いと思います。

しかし、それは鉄道側に求める事ではなく、自らのマインドの変化でしか解決することが出来なかったのも現実。

 

例えば、毎日どうにか同じ時間のあの車両に乗れれば、ランチを一週間に1度超豪華にするとか、素敵な人を毎日見かけては恋を想像し楽しむとか、朝しか読まない本を購入して気を紛らわせるとか。

何事も、自分自信の考えようだ、と自己啓発の本のような感じで言い聞かせている方が殆どでしょうね。

しかし、そんな事もそうそう簡単に継続するはずもなく、数週間、数日、いや次の日の朝にはすっかりと忘れてしまっているものなのです。

 

この通勤電車だけはどうにもならない、不変の苦痛という諦めさえ感じてしまいます。

ただ、日本国内では無くペンシルベニア州・フィラデルフィアで面白い試みがあったと話題となっていました。

それが、毎日の通勤電車がアートになる壁画プロジェクトというもの。

壁画プロジェクトって一体何だ?と、思ったのですが、これが案外楽しいのです。

 

「psychylustro」と名付けられたこのプロジェクトなのですが、とある沿線沿いの風景をネオン色のピンク、そしてグリーンで染めてしまう大胆なインスタレーションをしているのです。

まさかの展開に、知らなくて乗車したらビックリしてしまうでしょうね。

ただ、このビックリは相当嬉しい驚きである事に間違いはありません。

この「psychylustro」なのですが企画したのがフィラデルフィア市。

The MuralArtsProgram(壁画アートプログラム)の一環として行われたようで、Katharina Grosse(キャサリーナ・グロッシ)という、ベルリンを中心に活躍しているアーティストが手掛けたようです。

 

ただ、電車から作品が見えるというのでは無く、電車の窓枠という額縁から作品を楽しむ、という独特の感覚でインスタレーションがされています。

とにかく、ビビットで目にも鮮やかなアート作品は、鮮烈に目から頭へと刺激を与えます。

沿線の木々であったり建物の壁、さらには地面に至るまで、所々にビビットなカラーリングが施されています。

作品については、動きを通して大きさという概念を変化させているとのこと。

ゆっくり立ち止まって見れば、それは凄い作品に。

 

しかし、電車で通りすぎればただのちっぽけなアート作品。

さらに、電車という早い乗り物で通り過ぎてしまう事で、また楽しみ方も変化していくという訳です。

また、環境への問題もしっかりと押さえています。

フィラデルフィア水道局の許可をうけた水性塗料であり、穿孔虫を抑える働きもあるものを使用。

 

とにかく、何となく外を覗けば全く現実とはかけ離れた、そんな風景が広がっているのですから、毎日が刺激的で仕方なくなりますよね。

そういった意味でも、この「psychylustro」は本当にユニーク。

市が行うという事から、やはり海外のアートへの柔軟性の高さが分かります。

今後、日本もこういったユニークな取組みを行っていってほしいですよね。

批判を恐れずに先ずは行動。

これも、都市が成長するための大切なポイントなのかもしれませんね。

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