季節も徐々に秋から冬へと以降していくだろうこの季節。
何となく紅葉がキレイ!と、言っていたのも束の間、急激な気温の変化により一気に寒々しい日々となっていきます。
さて、そんな時に変化していくのがファッション。
薄手の素材から厚手の素材、そしてコートなどのアウターの変化もあるでしょう。
しかし、なんといっても夏には絶対に被る事が無かっただろうアイテムが、ニットキャップです。
今ではシーズンレスなファッションスタイルが当たり前となっており、別にニットキャップは冬のものだけでは無くなっています。
とはいえ、やはり冬のファッションへの適応力は物凄く、厚手のメルトンコートやテーラドジャケット、トレンチコートにもピッタリハマります。
夏のクッソ暑い最中にネルシャツとブーツ、そしてニットキャップじゃ少しおかしいですからね。
常識ハズレの行動をする人がオシャレであるとされますが、ちょっとそれも言い過ぎであり、悲しいかな、TPOとかそういった意味でも、旬の野菜は旬の時期に食えと言われる意味でも…やっぱり冬場に使って欲しいというのが、ちょっと本音だったりするかもしれません。
さて、そんなニットキャップなのですが問題はどんなものを選ぶか。
冒頭からニットキャップの使い場所や季節について書きましたが、ソレ以前にニットキャップの機能性って気にした事があるでしょうか?あまり無いですよね。
恐らく、デザイン重視であり、そこまで素材などにこだわった記憶がある方はいないと思います。
いや、大人の身だしなみとして化学繊維バリバリの安物のニットキャップは無理だから、カシミアとか上質なウールなどにしているという事もありますか。
そういった素材使いもさることながら、とんでもない機能を持つ、またまたハイテクノロジーなニットキャップが現れたので紹介させてください。
それが、ミュージック・ビーニー。
ニットキャップなのに、ミュージック?と、思って首をかしげてしまいますが、要するに、音楽プレイヤーやスマートフォンとBluetoothで接続することで、なんと音楽を再生できる、充電式ニットキャップなのです!あらら…また、そういった類い?と、思われた方もいると思いますが、これが案外使える代物という事で海外では既に話題となっているのです。
フランスの会社が開発したこのニットキャップなのですが、90分充電をすることで最大8時間はぶっつつけで音楽を再生する事ができるようです。
ストリートでも車でも、または公共機関でも使う事があると思います。
そういった時に、こういった充電もできるニットキャップがあると嬉しいですよね。
今、プロダクトデザインの中では注目の“ウェアラブル・デヴァイス”として取りあげられているこのキャップですが、リブ編みとなる帽子が耳当てとなる場所にスピーカーが付随していると推測されています。
詰まることろですが、深く帽子を被る事で耳に丁度スピーカーを当てられ、そこから好きなサウンドを楽しむ事ができるってな事なのです。
このニットキャップを開発した企業自体、血圧計、体重計、アクティヴィティ・トラッカーなど様々なプロダクトを手掛けており、Bluetooth製品も斬新なアイデアで数々生み出しており話題だそうです。
とはいえ、身近に音楽などがあるという事は、もうミュージックプレイヤーも必要なくなる時代が来る可能性がありますね。
もし、自分の生活範囲にあるものが全てスピーカーになったとしたら、何となく面白いですが、便利過ぎて怖い気もします。
また、騒音系に関してはシビアな日本では、あまり音漏れが発生しやすいプロダクトは流行らない可能性もあります。
とはいえ、あったら良いなを作ってしまう、この企業の発想はあっぱれ!これからのクリエイションにも期待大です!