「マルジェラの仕掛ける民主的ラグジュアリーホテルが素敵」

ミニマリズムの提唱者としてもファッション業界に震撼を起した、Maison Martin Margiela。

ベルギー生まれのデザイナー、マルタン・マルジェラの生み出す数々のシンプルモダンなミニマムルックは、今もデザインチームに受け継がれ、毎シーズン注目の的となっています。

 

そんなMaison Martin Margielaなのですが、気になるのが、服だけでなくインテリアの世界にも進出していること。

その代表的な存在である、パリにあるHôtel La Maison Champs Elysées Maison des Centraliens

こちらは、マルジェラチーム総デザインの、ちょっとラグジュアリーなホテルなんです。

 

ファッションブランドが大きくなっていくと、多角的に経営方針を見直していく流れがあり、各ブランド様々な事業に手を染めています。

それはホテルだったりエコ的な事業だったり、よりラインを増やしたり。

Maison Martin Margiela自体、MM6という、妹分的なブランドラインを立ち上げ、こちらもソコソコな人気を博しています。

 

取り敢えず、ファッションだけでもうよいでしょう?と、思っていたのですが、インテリアの世界でも旋風を巻き起こそうとしているのです。

確かに、Maison Martin Margielaの特徴といえば、とにかくあのミニマムぶり。

 

初期の頃は、病院や駅でコレクションを行っており、ボロ布を用いた衣装を発表したプリミティブで社会性の強いスタイルで話題となりました。

後には、古着加工にビッグシルエット、削ぎ落とされた直線的なシルエットなどなど、スタイリッシュでありながらも退廃的な雰囲気を想起させる、そんな服作りが特徴でした。

 

何となく、世界観を見ていると謎に満ちているのですが、デザイナー自体も結構謎な存在として知られています。

最初、当然顔出しでのインタビューも行っていたようですが、もう後にはインタヴューを一切拒否。

 

全て、ファックスでの応答という事で、さらには、「Maison Martin Margiela」という署名だけで、本人かどうかも分からない。

世界観が徹底されているおかげか、熱烈なファンを獲得することとなり、現在でもカリスマ的ブランドとして君臨しています。

 

と、まぁ紹介もこの辺りでインテリア方面なのですが、2009年にアパルトマンのスイートルーム「Elle Décoration Suite」をデザインしています。

それを見る限りも分かるのですが、特別な位置に特別な人のために、奇抜なデザインを…という事では無く、公的秩序を守り、安全規約、さらには美学的検知なども含めて、ブランドらしさを守りつつ調和を目指しているようです。

 

また、インテリアとファッションは同等と位置づけ、ミニマムでユーモアのある多元的表現を持つブランド自体のアプローチを最大限にいかせるフィールドであると捉えているとのこと。

とにかく民主的な贅沢さを求めるという、現代的な人々よりに向けられたホテルを作りたかったという事で、まさにラグジュアリープレタポルテという印象です。

 

個人的に、マルジェラの世界観は大好きなので国内にも出来ないかな…と、思ってはいますが、本当にホテルを手掛けるブランド、ファッション系企業も増えました。

度々話題となる、ファッションとライフスタイルの融合は、こういったところまで知らぬ間に進化しているのでしょう。

 

とはいえ、業界関係者であれば、ちょっと息を抜いて老舗の日本的なちょっと田舎っぽい雰囲気の旅館とかに惹かれそうな感じですけどね…。

とにかく、マルジェラの今後の展開には注目でしょう!

 

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