「ABCの平均フォントってどんなフォント!?」

平均的な手書きフォントをつくる。こういったプロジェクトが発足していたというのです。

フォントというと、まぁ明朝であったりヒラギノ、またはゴシックなどなど、その文字の形状のジャンルを表す決まりの形のようなものです。

しかし、そういえばどのフォントが正しく、平均的であるかなど考えた事も無かった事は事実です。

 

相当、フォントに関わる仕事をしている方であっても、元からあるフォントを駆使しながらデザインとしてのフォント選びをしていたとは思います。

それが、平均的なフォントである…と、いう意識の元でフォントを考えている方って、まぁいないでしょう。

今回の平均的なフォントを作といったプロジェクトなのですが、手描きの方面に対するフォント作りとなっているようです。

 

手書きという行為を行ってきたからこそ、人類の文字文化は発達したのであり、今のようなパソコンで文字を簡単に打ち込めてしまったり、コピーなどもサクっと出来てしまう状況であれば、確実に文字のフォントという文化に成長は無かったと、どうもこのプロジェクトを立ち上げたメーカーは名言しています。

 

ボールペン製造をするフランスのメーカーという事ですが、またまた面白いことを考えますよね。

ちょっと話が逸れてしまうのですが、こういった発想というのが、企業として出来てしまうのは外国の強みなのでしょうか?売上げ第一である事は当然、世界を超えて一緒ではありますが、やはり遊びが無ければいけません。

 

さらには、こういったフランスのメーカーのように世界的にどんどん募集を募るってのも面白いアプローチです。

どうしても国内メーカー、さらにはボールペンなどペンを使う人達に向けたものでは、何となく分かる人にしか分からない、という空気感を醸すキャンペーンしか打ち出せません。

 

そのため、文学系で無い方の斬新な発想は受け入れられる事は無く、結果的に狭いコミュニティーで伝統を重んじたなれ合いの結果で終わってしまうのです。

と、あまりにも自国を貶めても仕方ないので本題に戻ります。

 

今回のプロジェクトでは、とあるウェブサイトを立ち上げることから始っています。

それが、「Universal Typeface Experiment」というネーミングのサイト。

誰でもどこからでもアクセスでき、アルファベット文字を手書きし、巨大なそこのデータベースに自分の筆跡を登録する事ができるというものなのです。

そして、そういった膨大なデータが集まる事により、その書き込まれたフォントの平均化を実施。結果的にユニバーサルな書体が作られ、その文字に対する平均的なフォントが出来上がるという事になるのです。

いや、聞けば当たり前ですが、この発想も無かったですよね。

世界中から集めることができるのがまた新しいところです。

 

国別、地域別、さらには男女で分けるなど、これからの発展にも期待ができるプロジェクトだったのです。

勿論、自らの匿名ではありますが、個人情報を打ち込めるので、既にどういった人物たちが参加していったのかが分かったようです。

8月で終了してしまったのですが、世界中からかなりの数が集まったそうで、今後はダウンロード可能素材としてリリースされるそうです。

 

ちょっと、日本語バージョンも作っていただきたいですね。あいうえお、この文字の平均フォントってどういった感じになるのでしょうか?


想像もつかない、酷いものかもしれませんし、美しいかもしれません。手書きという人間が発展させてきた大切な文化を、こういった形で守ろうというのが面白いですね。何ともオシャレでセンス良いプロジェクトだな…と、感心しました。

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