オシャレな発想でデザインされる様々な企画。
勿論、そういったアプローチで攻める事はデザイン性の高さが重視されますし、見ていても特別な気分となる事に間違いはあり
ません。
しかし、ひねられた企画であり、面白い視点ではあるのですがどことなく、何かが物足りないような気もします。
それをハッキリと何故か分からせてくれたのが、近頃見てみてしまったこの動画。
全米野生生物連盟の「ゾンビ対野生動物」という動画シリーズです。
一体、何を考えているのか良く分からなかったのですが、言われてみると、確かに分からないでも無いな…と、いう内容。
オシャレというかバカ企画というか、何だか分からないジャンルではありますが、これが意外にも大真面目なので新しいんです。
そもそも、こういった考えをするのが、アメリカ的発想。
ちょっとした好奇心などでは無く、本気でこういった事を考えシリーズとするのですから、ちょっとしたオシャレ感
を出すデザイン事務所やIT企業には太刀打ちできません。
面白いか以前ぬ、企画も何も、本気ですからね。まぁ、そんな彼らのアプローチの熱さについて語ってもしょうがないのですが、内容を見て行きます。
そもそも、ゾンビは人間にとって最強であり最恐。
一旦死んでいる訳で、再度息を吹き返しているのですから、それは無敵です。
何せ、死ぬ事が怖く無い訳ですから、こんな度胸を持ったヤツが近づいてきたら、逃げようにも逃げれません。
また、頭を価値割ろうが、中途半端な攻撃では、また復活してしまいます。ヴィジュアルも怖いですし、見ているだけで気持ち悪いはずです。
で、あればやはりゾンビという存在は最強であり、とても地球上の生命体が太刀打ちできる相手では無い、という答え
が導かれるはずです。
しかし、この全米野生生物連盟によると、クマの方がかなり有効であるとした指摘をしているのです。
今回、グリズリーやアメリカグマを戦わせる事にしているようですが、彼らには凄まじい武器があると豪語しています。
まず、グリズリーなのですが、こいつは爪を6インチ、そしてアメリカグマなのですが、鉄アイロンを壊してしまうほどの強靭
な歯を持っているようです。
これだけ聞くと、でもゾンビの方が強くないか…?と、疑問が出てくるのですが、これがまた違うようです。
まず、この戦いで何故クマ類が有利なのかというと、冬眠前の決戦しているからだそうです。
実際、長い冬眠に入る前はしっかりと栄養を蓄え、温かい時期まで眠ります。
そのため、死ぬ程腹ぺこなのだそうです。普段の倍以上凶暴となるクマ達だけに、ゾンビなど遠慮無しに食べてしまうという事なんです。
ゾンビも体の片鱗が残っていればアレですが、クマによって跡形も無く食べられ消化させられれば、そりゃ生き返る事はできないのです。
確かに、ゾンビは素早い動きはできませんし、クマに噛み付いたところで、クマは傷みをほぼ感じなさそうです。
と、いうかその前にやられますよね。
やはり、野生動物の中でも最強クラスのクマには、あのゾンビでも敵う事は無い!という、そういった結果なのです。
ちなみに、ブログを拝見したらハゲタカとの戦いの事も記載されていました。
こちらも、ゾンビの方が強そうなイメージがありますが、結果的にハゲタカの勝利だそうですよ。
何故かというと、ハゲタカは死体を食べることで自分の生命を維持している、という習性から、ゾンビが一旦死んだ状態になれば、群れで襲われて再生は不可能というこ
とです。
まぁ、空を飛んでゾンビが飢餓で倒れたところを狙うのか分かりませんが、取り敢えず野生動物は強いってことでしょうね。
あからさまに下らない企画ではありますが、本気ですからね。嫌らしさや狙いは一切ありません。
こういった間隔が、世界を動かす何かのアイデアに繋がっていった凄いなぁ…と、個人的には感じました。ブログは、こちら
へhttp://blog.nwf.org/2014/10/thewalkingdeadvswildlife/