「ファッションの価値観を全て変革すべき時代は来ている!?」

日本におけるファッションの発展といえば、やはり意識云々ではなく、そのトレンドというか普及率なような気がします。

結局、どれだけ優れたクリエイションで生み出された衣類でも、売れなければ知られる事はありませんし、第一認識されることはありません。

さらに、大きなポイントとしては広く新しいファッションのマスに理解されていなければ、新しいスタイルは成立しないという事にもなります。

 

この傾向は、確実に日本におけるファッションのレベルを低下させますし、それは国民では無くビジネスとしてファッション業界を動かしている側にも問題があるようにも感じます。

どこかの記事でこんな事が執筆されていましたが、まず衣類を購入する場合は、ピラミッド型となっているようで、結果的にとにかくファッションが好きでブランドなり新作が出たらどんなに高価であっても購入しなければ気がすまない部類の方々。

 

そして、あまりそこまではしたくはないけれど、できるだけ質の良いものを身の丈に合った価格で買いたい層。

そして、安価でもいいし、結局型落ちでセールとなっている上質で安いものを購入する層です。

このピラミッド形式のファッションビジネスでは、ちょっとこれからの将来が不安である、という事で新たなファッションの憧れを作るべきと言っていました。

この指摘は恐らく間違いないですし、これからの日本のファッションビジネスにおける、最大の難点でもあるでしょう。

 

しかし、ここで何かを見落としているような気がしてなりません。

それが、やはりセールで購入する方おおいという事です。

結局、トップシーズン前に新たなものが現れ、それをより早く手に入れるのが、ファッショニスタのお決まりのパターンですよね。

しかし、セールとなってしまう時期が、本当にその衣類を着こなさねばならない時期です。

 

ちょっと分かりづらい方に解説しますが、冬ものは夏の終わりくらいから早ければ店頭に並びます。

しかし、そういった冬の衣類というものは、冬まっただ中でセールとなります。

結局、そこまで我慢すれば、安く手に入れられるという図式ができているので、人々は安価なセール品を買うようになります。

 

セールが大々的に混み合うのは、今に始った現象ではないですよね。

ただ、問題なのは安くなったとか、ならないとはでは無く、安価で提供することが可能である、という事なのです。

恐らくですが、ファッションアイテムというものは高価過ぎです。

コートが1着20万円でも、安いと思ってしまうブランドがあることは、おかしい事でもあります。

 

しかし、それで成り立っていますし、ブランドという付加価値が強いのでこの価格設定に間違えはありません。

問題は、セールになると半額以下になってしまうというか、それでも売れるという事です。

で、あれば人々は半額でも売れる価値のある商品なのに、何故倍額で購入する意味があるのか!?と、思ってしまうのです。

先程例に挙げたコートが、半額になるのが発売から3ヶ月後だとしてみましょう。

 

やはり、季節の関係で購入してから、2ヶ月は着る事ができないでしょう。

しかし、半額となる1ヶ月前は、数回は着る機会があるかもしれません。

しかし、その数回の着用で、安くなってしまう10万円分の価値を得なければいけません。

普通の生活をしている方が、この1ヶ月だけで最大限この価値を満喫できるのでしょうか?

 

結局、その1ヶ月後に手に入れる方とは被りますし、そこからはどちらが先に買ったとか、そんな意味の無い戦いとなります。

バブル時期は終わり、ファストファッションを展開する企業が邁進する今。

 

やはり、ブランド価値などをしっかりと確立できる体制を先ずは立て直すべきです。

シーズンで安くなるという、そういった目に見えない値下げ方法も今一度考えるべきでしょう。

ファッションは生ものである、という見方の時代は終わり、只の贅沢品として認識される今、どうにかして価値を輝かす努力を業界は摸索してほしいですね。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る