「現代音楽に多大な影響を与えたのは、日本が誇るあの音楽だった!?」

音楽好きであれば、レッドブル主催の「レッドブル・ミュージック・アカデミー」の事は周知の事だと思います。

今年は、新進気鋭のアーティスト達が東京の各所で新しい音楽の可能性を発信し続け、大きな話題となりました。

毎年のように注目されるこの「レッドブル・ミュージック・アカデミー」なのですが、ちょっと面白いドキュメンタリー映画を制作したようです。

 

ジャンル的には、音楽なのですが、かなりニッチな視点での内容で作られており、注目なんです。

タイトルは「ディギン・イン・ザ・カーツ」、焦点が当てられるのが、なんとゲームミュージック。

現在の日本において、ポップスからロック、テクノにジャズにヒップホップなど、恐らく聞けないジャンル無いほどに音楽が充実しています。

 

とはいえ、やはり派生は外国からのものであり、どことなく日本発信のオリジナリティーは感じられません。

別に、そのシーンが悪いとかそういった事ではなく、本家があるものを独自に解釈している訳ですから、仕方ない事です。

しかし、日本が世界に誇る事が出来る誇らしい音楽ジャンルとなると、何があるのでしょうか?

 

勿論、伝統的な和楽器を使って作られる民謡などは、日本独特のものであり、高く評価はされています。

しかし、こういった古典音楽というジャンルは、ちょっとまた別の立ち位置なような気がしますね。

 

となると、一切そういったシーンは存在しないのか?と、思ってしまうのですが、ここで「レッドブル・ミュージック・アカデミー」が目を付けたのが、ゲームミュージックだったという事です。

実際、世界中で愛されているゲーム機は日本が誕生させてる訳ですし、マリオやテトリス、ストリートファイターなど、一度は誰もがプレイした事があるソフトも日本産です。

 

そういった意味では、その中で使われているサウンドだって、日本人が作っていることになりますよね。

我々の耳には、懐かしさで溢れるサウンドくらいにか認識できないかもしれませんが、このゲームミュージックが凄まじく世界的ミュージシャン達に影響を与えているのだそうです。

日本のゲームミュージックと海外のミュージシャンが生み出す現代音楽。この相互関係を対比的に捉えた、実にユニークな映画となっているのです。

 

こんな面白いことを考えついたプロデューサーが、ニュージーランド出身のニック・デュワイヤー。

10歳の頃に、あのスーファミことスーファミに衝撃を受けたとの事です。日本語を勉強するほどに日本通となっていき、この構想も渋谷を歩いていた時に、ゲーム音楽を聞いていたら閃いたのだそうです。

いや、本当にアイデアって何時どこで何が起こるのか分かりませんね。

 

今回、フューチャーされているのが、「メトロイド」「テトリス」の田中宏和氏。

そして、「ストリートファイター」の下村陽子氏に「ギミック!」の影山雅司などなど…。

知る人ぞ知る、名コンポーザー達が出演するのだそうです。

 

実際、知る人も少ないこういった重鎮達の裏側を見聞きする事ができるのは、恐らくこの映画だけでしょう。

まさか、こんなタイミングでスポットライトを浴びる事になるとは思わなかったでしょうが、音楽好きとしては、この映画を見逃す事は許されないマストな出来上がりとなっているんです。

 

出演してコメントを出すのは、お馴染みのフライングロータスやファティマ・アル・カディリ、KODE9など、世界を代表する名アーティスト達。

彼らの口から悪魔城ドラキュラやストリートファイター2、という言葉が飛び出す、日本人にとっては貴重な映像が満載。

近頃、面白い映画が無いな…と、ちょっと悩んでいた方は、かなりおすすめです。

是非、「ディギン・イン・ザ・カーツ」で検索をかけてみては?

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