東京がオリンピックを迎える前、各方面からは、どうにか様々な進化を遂げて、世界に日本の素晴らしさをアピールしなくては!という動きが目立って来ています。
未来のTOKYOを考える、という事は我々にとってもとても大切な事ですし、現状のままで何もかもを放置していくことでは、発展はあり得ません。
ただ、ココで注意したいのが、あまりにも進みすぎてしまう事により、社会がどうなってしまうのか。
ここですよね。恐らく、今注目されているのが、カジノの合法化の問題でしょう。
フランスでは、パリから少し離れた街が、カジノ街となっているようで、どうやらそこで多くのフランス人は休養を過ごしているようです。
パリではなく、ちょっと離れた…と、いうところがミソですし、パリの景観はいたって破壊していません。
行きたく無い方は、行かなければ良いだけですから、これを考えるとまぁ、東京もこの方式はアリかな…とは思います。
しかしながら、問題はこれが定着するのか、ということです。
フランスの事例では、ナイトカルチャーとしてのカジノであり、夜中から朝にかけて遊ぶのが通例だそうです。
しかしながら、外国の夜遊び人と日本の夜遊び人は、ちょっと違います。
例えばですが、30歳代を過ぎて、趣味がクラブで遊ぶこと、という発言を外国人に言っても別に危ないヤツとは一切思われません。
そうか、クラブで踊るのが好きなのか。
むしろ、オススメの場所があったら、自分も行きたいから教えてくれ、的なレベルかもしれません。
逆に、日本人にこの事を伝えると、そろそろ落ち着いたらどうだ?とか、チャラチャラしている、などなど、とにかく良い印象を与えることは、ほぼありません。
むしろ、そういった所に出入りしてるのは、やはり若い20代の学生やエネルギッシュな若い人々しかおらず、年齢が高い方は見受ける事があまりできません。
こういった偏見に加え、カジノは要するにギャンブル。
ギャンブルを合法化することのモラルは、どう説明しても反対派の方々には伝わらないような気がします。
カジノが生まれたとしたら、一時は活性化するでしょう。
取り締まりを厳しくすることで、確かに危ない取引は表沙汰にはならず、健全な大人の遊び場として定着するかもしれません。
しかし、東京オリンピックが終わってしまった後のこと。
安心で安全なカジノとして、日本人や外国人観光客の集まる場所として定着するのか、ここが一番の不安でしょう。
カラオケがナイトライフになっている、そんな国という事自体も、ちょっと危ないですが、やはりなかなかこの国で健全なナイトライフカルチャーを構築するのは、多少なりとも時間がかかりそうですね。
そして、徐々に進んで行くIT化。
最先端の技術を有する日本国という事をアピールするためには、東京の街自体が様々なアプローチを行う必要になります。
カフェにいようが、道をあるこうが、何だろうが。
とにかく、スマートフォン…まぁ、その時はどういったものになっているかは、ちょっと想像できませんが、そういった端末を肌身離さず、持ち歩き続けなければいけなくなる。
こんな感じになっているのかもしれません。
話はちょっと変わりますが、以前、NHKで放送されていたのでお伝えしたいのですが、ついに英語を学ぶ必要が無くなるかも、というアイデアが放送されていました。
つまるところ、互いにイヤフォン付きのタブレットを持ち、会話していれば、それを聞き取った端末が、勝手に設定した国の言葉で同時通訳する、というものです。
これであれば、日本に旅行に着た外国人も便利ですし、言葉の壁は一気に取り払われます。
しかしながら、これが完全に成立し、さらにはより技術がブラッシュアップされたら、語学学習塾は一切不要になりますよね。
翻訳者を育てる、そんな学校が増えそうですけどね。
オリンピックが近づき、外国人が増える事は当然ですが、一体日本、東京はどう進化してしまうのか、怖くもあり、楽しみでもあるのです。