「マニアだけじゃない!レコードの売り上げが急増しているらしい!」

音楽不況、という言葉は数年前から、日本だけでなく世界的に問題となっているのですが、この現象の裏で起こっているのが、原点回帰というモチベーション。

 

恐らく、いつぞやのコラムでも書いたかもしれませんが、ライブイベントは年々増えており、フェスなどは関係者や音楽狂の学生でもない限り、把握できない数となっています。

とはいえ、音楽業界が転げ落ちたところは、初音ミクなどによる、人造サウンド。

勿論、このシステムは画期的であり、アニメ音楽だけでなく、様々なジャンルを越えて今ミュージシャンにも大注目されています。

とはいえ、CDが売れるというか、音楽が売れているという実感は無く、誰もが知る謎のアイドル達がファン達の懐をくすぐり、セールスを伸ばしているのが実態です。

そういった意味でも、コレクター民族である日本人のおかげで、世界的にCD産業が成り立っているのは、この日本本国だけである、とまで言われちょっとした話題となりました。

そりゃ、ある種のアイドルが、シングルを3種類、カップリングが違う、ジャケットデザインが違うなどという、売り方をしたらファンが購入しますからね…。事実、売れているというのは相対的な数での判断であり、アーティスト単位で言えば、目を伏せたくなるような現実が見受けられるはずです。

 

さて、そんな中、イギリスでは異様な現象が起きているようです。それが、レコードが年間売上げ総数100万枚を越えた!という、事態です。

確かに、レコードは今やDJか、異様な音楽好きの間だけで流通するような、そんなコレクションとなっていますが、なかなか、イギリスでは普通に購入する代物として扱われ始めようとしているのです。

近年、年々レコードの売上げが倍増していっているようで、ピークとも言われていた1990年代に勝る勢いなのだそうです。

さらに、面白いのが、イギリスで2014年売れたレコードは、何とアークティック・モンキーズの盤だったようです。

レコードというと、ヒップホップやジャズなど、そういった方面の名盤が見直され、そこからどんどん売れ始めた…という印象もあります。

しかしながら、しっかりと現代ロックのアーティストによる盤という事で、若い世代の購入者も多いという事なのではないでしょうか。

また、ピンクフロイドが出したThe Endless Riverも、レコード盤として2014年、大成功を収めたレコードアルバムということで、何故かイギリスではレコードが息を吹き返している、そんな現象が起こっているのです。

当然、イギリスの音楽ビジネスの全体のシェアを見ていると、小さいですが、レコード盤が盛り返しているというのは、音楽ビジネスが大進歩した部分ではないでしょうか。

アメリカでも、イギリスほどではないですが、レコードの売上げは伸びており、レコード盤製造会社United Record Pressingも、工場を増設するとのことです。

こういった、外国でのレコード盤の売上げ増は、コレクターとしての価値や音質へのこだわり、さらにはMP3へのアンチテーゼも含まれているでしょうが、音楽への文化意識の高さも要因ですよね。

結果的に、本当に良いミュージシャンだからこそ、良い音質でしっかりと聞きたい、という欲求は当たり前のことで、コレクションとしてというか、音楽をゆったり誰にも邪魔されず満喫したい、という心の現れな気もします。

日本国内でもレコード好きの方は多く、セールスも昔に比べれば上がっているでしょうが、まだまだマニアックなアイテムとしての認識は高いでしょう。

アニメで、レコードを取扱う、そんな女の子達の物語でもしないと、売れませんかね…。

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