スマートフォンが当たり前となり、ついには人工知能を持つロボットまでも登場した、現代社会。
ついには、自分の考えていることを、全てデジタルで管理できるという、そういった家までも開発されているとかいないとか。
ここまで進化する何て、あのドラえもんも考えていなかったでしょうが、そんな最先端テクノロジー時代にも分かっていなかった事があります。
それが、幽霊がいるのか、いないのか。
何故、ここまで化学が進歩しながらも、この問題がハッキリとしないのか。
死後の世界がタブーとされていたのか知りませんが、とにかく、夢がある研究のひとつとして考えられる、そんな現象のひとつではあります。
さて、そんな幽霊に感する研究結果が、近頃ハッキリとしたとの事です。
何となくは分かっていましたが、全て脳内で造り出されているもの、これが全てなのだそうです。
そして、その幽霊を感じてしまうという脳の部位も確定することに成功したようで、それ自体を体験できる、ちょっと怖い体験ロボットが開発されたのです。
数々の人々が亡霊を見ただの、枕元に死んだじいさんが出ただの、心霊スポットで足の無い女が歩いていただの…。
とにかく、様々な心霊と出くわしている人が多数いることは確かです。
どうやら、こういった話をする方々に似ているのが、統合失調症、精神疾患、こういった症状を発している方々と、ともて似た内容を経験をしている事が分かったようです。
まぁ、本当に幽霊かもしれませんが、化学的に考えると、これは幻覚であり、この幻覚を見せる能を確定、それを元にロボットを作ってしまったという訳です。
何とも不気味な事をする連中がいるもんだ、という話ですが、どういった体験が出来るのか。
これは、若干の興味をそそられます。
オーラフ・ブランクという、神経科医&神経科科学者の方がこの幻覚現象に疑問を長年抱いており、この研究は後の人間の精神病などに役立つと勧められて来た研究なんだとか。
彼率いる研究チームは、科学ジャーナル誌「Nature」(STAP細胞が記憶に新しいですが)この権威ある科学誌に、「影人の幻覚誘導」という論文を掲載して、ちょっとした話題となったといいます。
そして発表後、脳領域と側頭頭頂接合部に関わるものが幻覚を見せるとして、より明らかにするため、てんかんや脳卒中などで脳に障害を持った患者を調査したようです。
MRIでの調査の結果、側頭頭頂接合部、島皮質、前頭頭頂骨皮質が、患者が共通して損傷を受けている箇所であることを突き止め、ここが原因であることを特定したんです。
ここまで分かったら、これを活用だ!と言わんばかりに、早速この研究結果を踏まえ、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のロボット工学者ジュリオ・ログニニが幻覚を感じる事ができるロボット「マスター・スレーヴ・ロボット・システム」を開発。
これで、この幻覚現象を突き止めたのです。
まず、被験者は機械式アームに人差し指を挿入。
これがマスターとなり、スレーブ部分は被験者の真後ろとなります。
ここで、被験者の動きをスレーブはコピー。
被験者が背中を押す仕草をすれば、後から同じように背中を就く動作が行われ、結果被験者の背中は押されるという、まぁ単純な仕組みです。
自分が動けが、つかれているという感覚となるので、自分が自分を押しているような錯覚となりますよね。
そして、このコピー動作の時間を遅らせると、当然自分で押している、という感覚ではなく、誰かに押されてるという感覚になるのです。
つまり、自分で起こしているにもかかわらず、脳が違うものとしてつじつまを合わせようとする、という事なのです。
何やら、こんがらがってしまいます。
まぁ、自分の中で勝手な解釈が脳の自然な働きにより起きる、そして先程の箇所が損傷していれば、それがより酷くなる。
こういった事でしょうか。
しかし、研究者も最終的に、ただ推測するしかないという事に落ち着いています。
結果、ハッキリとは分からなかったようですね。
心的要因があることは間違い無いとの事ですが、幽霊問題は調べない方がロマンがあるような、そんな気もしてしまいますね。