event report : アババババーひらたろう食堂

先月1月22日土曜日に本誌コラム「海外脱出”気分”食堂」の執筆を担当して頂いているコーポレートプランナーのhirataro氏が渋谷の無銘食堂さんにてアババババーひらたろう食堂を開店するということでお邪魔して参りました。

食堂をやってみようと思ったきっかけはなんですか?
もともと食堂ごっこをしてみたいっていう思いがずっとあったんです。アババババーっていうのも、友人の夫婦が自宅でやっている「バーごっこ」なんですが、知りあいが知り合いを呼んで、いろんな人が集まって、料理を作って食べて、そういうのいいなって。そんなとき、実際の食堂を1日限定で借りられるよって教えてもらったのが、今回の無銘食堂なんです。
無銘食堂っていうのは、調理器具も食器も一通り揃っていて、食材と調味料を持ち込めば1日店長ができちゃうっていうお店です。(もちろん最初に講習はありますが)もう、「これだ!」と思ってすぐに説明会を予約しました。

なぜアジア料理を選んだのですか?
さいきん、タイ料理に代表されるアジアごはんが自分の中でブームなんです。
あのちょっとクセがありながらも、醤油や魚醤、スパイスのおかげで「ご飯をもりもり食べる人にやさしい」味つけになっているところが。イタリアンやフレンチも美味しいんですけど、自分で作るからにはやっぱご飯をもりもり食べられる料理、ビールをゴキュゴキュ飲める料理がいいんですよね。というわけで、アジア料理を選びました。

本日のメニュー
定食がタイ3種類、ベトナム1種類の計4種類。それにビール5種類ぐらい、そして裏メニューです。
インドのエビカレーも予定してたんですが、仕込みが間に合わなかったのでお蔵入りになっちゃいました・・・

 

1品目は「ガパオたろう定食」。鶏肉(途中からはシーフードや豚肉も)をバジルと炒めて目玉焼きと一緒に食べる、定番タイ料理です。たろうはhirataroのたろうですね。

2品目は「カオマンガイたろう定食」。タイ、というか東南アジア一帯にあるチキンライスで、茹でた鶏肉とそのスープで炊いたご飯がセットになってます。たろうはhirataroのたろうです。(大事なことなので2回言いました)

 

3品目は「ベトナム風角煮定食」。日本の豚の角煮との違いは、ココナッツジュースやカラメルでコクを出しているところです。たろうをつけるの面倒になりました。

4品目は「プーポニャララカリー定食」。「海外脱出”気分”食堂」vol.2 に載ってるココナッツ風味カレー炒めですね。シーフードと鶏肉で作ってみました。

裏メニューは、中央アジアの焼きうどんをイメージしたオリジナル料理でした。お一人にしか出せなかったんですが。ああ、中央アジア、行きたい・・・

 

お客様方は目の前でhirataro氏が調理される様子をみまもりつつ歓談中。店内はすぐに満席になりとても賑やかな笑い声に包まれていました。

料理をはじめたきっかけはなんですか?
やっぱ食べるのが好きだからですかね(笑)。
10代のときから実家でご飯の手伝いをしていたのと、大学に入ってからの寮生活で、ご飯当番をしていたのがベースです。
寮では成長期の男子学生15人分くらいを作らないといけなくて、一般的な量の40人前くらい作らないと足りないんですよ。ある意味エサを作ってる感覚(笑)でもおかげで、ご飯が進む味付けはだいぶ鍛えられました。
あと僕自身、信じられないくらい横に成長しちゃいました。

食堂をやってみて感じたことを教えて下さい。
大変だけど楽しい!お店やってる方はすごい!というのが感想です。
7-8席の小さなお店だったんですけど、料理を作ってお出しするので精一杯でした。終わったあとは15時間眠り続けました。
ホントは合間合間に店長の小粋なトークでもしたかったんですけど(笑)今回は知人2人が手伝いに来てくれて、ホールの仕事と調理のサポートをしてくれたんですけど、その大車輪の活躍がなかったらヤバかったです。
でも、大変さを補って余りあるくらい楽しかった!Twitterの友達や会社の人、同級生、無銘食堂の講習会でご一緒した方に、妹の彼氏まで。いろんなお客さんが来てくれて、交流しながらわいわい楽しんでいってくれるのを見るのは、ホントうれしかったです。

twitterで料理やお店の実況中継をtweetするお客様。tweetで状況を確認して来店される方やこれから来店される方と来店されている方のコミュニケーションにも。

当日お店の様子はどのような感じでしたか?
12時に開店したものの、1時くらいまでお客さんが1人も来なかったんですよ(笑)ランチタイムは混むだろうと思ってたんで、こりゃ、ヤバイなと。でもだんだんだんだんお客さんが1人また1人と来てくれたんです。
最後のほうは店に入れない方も出てしまって。結局1時以降はずっと満席で、合計30人近くの方に召し上がっていただきました。なんでランチタイムに来なかったのか話を聞いたら、全員「ランチタイムは混むだろう」ってあえて外してくれたみたい。やさしすぎるのが仇に!(笑)

料理が上達するコツを教えて下さい
まずは本を見ながらでいいので、どんどんレシピを実際に作ってみることだと思います。
料理本は作ってる途中の写真が多いものを最初はオススメします。それで慣れてきたら、レシピAの材料の一部をレシピBに変えて、オリジナルレシピCを作ってみる。オリジナルは失敗することもあると思いますけど、そうすると、「こういうアレンジをすればこういう味になるんだ」という勘がだんだんつかめてくると思います。

機会があればまたやって見たいと思いますか?
ぜひやってみたいですね!テンパっちゃってあまりお客さんとお話できなかったので、次はもっとわいわい話せるお店をたってみたいな、と思います。

初心者がアジア料理にチャレンジするにはどんなメニューがおすすめですか?
まずは煮物系がいいと思います。豚の角煮とか、牛肉のビール煮とか、いわしのコチュジャン煮とか。焼き物や揚げ物に比べると、火加減さえ間違えなければたいがいうまく行きますから。
あとは何より、自分が好きな料理、食べたい料理を作ること!これ重要!自分が食べたいものって、自分の中で味のイメージがありますから、完成形にむけて作っていきやすいんですよ。
ぜひ、自分の好物1品でいいので、チャレンジしてみてください。

今後の予定を教えてください
まずはすごく興味のある中央アジアの料理を覚えたいです。そこから食のシルクロードをたどって、トルコ料理、地中海料理へとどんどん覚えていければ最高ですね。具体的な計画は、またこんど!

慌ただしかったとおっしゃりながらも終始笑顔で対応して下さったhirataro氏。
お料理の腕前は流石のレベルで人気過ぎて売り切れてしまうメニューが出たり、密かにメニューボードに書かれていた裏メニューに食事し終えて気づいてしまったりなんて場面も。
満席の店内はhirataro氏のお知り合い、友人から告知をご覧になった方までたくさんの新しい繋がりと笑顔を創りだしていました。人の手で作られる美味しい料理には料理人の心と気持ちが沢山詰まっています。
hirataro氏の魅力あふれる「アババババーひらたろう食堂」はたくさんのあたたかさとおいしさと優しさに包まれた空間でした。また次回開催される際はまたあの味が食べたいなぁと微笑みながら思い出してしまいます。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る