ここ近年、ファストファッションと呼ばれるブランド勢が人気です。
とはいえ、H&Mが日本に上陸した時のような国をあげての大フィーバー振りはもう無く、何となく人気がある、といった雰囲気に落ちついたような気がします。
しかし、業界関係者などの方々にはまだまだ勢いは衰えていない!と思われているようです。
彼らの大きな注目を集めるのは、その宣伝戦略や内装ではないでしょうか。
ユニクロのクリエイティブ・ディレクター佐藤可士和の斬新な戦略は記憶に新しいですが、その他のファッションブランドも面白い方法で我々を驚かしてくれています。
スペインのファッションブランドで高い人気を誇るZARAのグループである「Bershka」は社員の装飾チームが敢えて内装を手がけたり、MUJIも服飾部門のデザイナーを一新していたりと、探りを入れると何かと面白い試みがなされています。
ファストファッションは「安いから人気がある」だけでなく、その裏にある様々な工夫が消費者の心を動かしているのではないでしょうか。
皆が当たり前に知っているブランドの事の、ちょっとした裏の部分に目を向けるだけで、意外な楽しみ方もあるのです。
中込 公一