「飽くなき挑戦」

伝統的で旧態然な方向性は全く面白みが無い。

と、斬新なアイデアを求める方は多くいると思います。そんな方であれば「昔の人は皆頭でっかちで何もわかっちゃいない」なんて思ったことあるはずです。

しかし、それは今に始まったことではなく、昔の方であっても若者達は新しい様式を求めて続けていました。

以前、榊原紫峰という日本画家がいました。1887年に生まれた天才画家です。

日本画と言うと、どうしても固いイメージがありますが、まさに彼もその思いを強く抱いていた一人でした。

絵画専門学校の在学中に伝統的な文展という場所で入賞をしたものの、その旧態然な雰囲気に馴染めず、様々な美術様式を取り入れた作品を描きまくりました。

結果的に入選することはなく、同期であった画家仲間たちと国画創作協会という斬新で新しい日本画を出品する会を作ります。

意外にも組織的な縛りの強い日本画界の中で、孤高の存在として人気を博していくのです。

解散後もどこにも属すことなく、自らの芸術を貫いた榊原紫峰ですが、こんな日本人が過去にいたと思うと親近感が湧きませんか?

行動を追うと、どこかパンクバンド的な雰囲気も漂っている感じもしてきますが…。

ともかく、どの時代にも時代の先端を走る人間は新しいものを求め続けていたのです。

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