「グラフィックデザインと竹久夢二」

今や日本で「グラフィックデザイナー」という職業を生業にしている方は大勢いるのではないでしょうか。

雑誌や広告、テレビや映画など毎日グラフィックデザインを見ない日は無いと言っても過言ではないのではないでしょうか。

さて、このグラフィックデザインの先駆けと呼ばれる方は大勢いますが、その草分け的存在として有名な人物が明治時代から大正時代に活躍した「竹久夢二」です。

数々の映画や小説のモチーフとされて広く知られる竹久夢二ですが、現代の若い世代の方々にも是非知っておいてもらいたい天才画家です。

美人画と呼ばれる作品を多く残す竹久夢二が描く艶やかな女性は当時「夢二式美人」と呼ばれ、大正ロマンを代表する画家として経歴を残します。

鮮やかなタッチと曲線的な色気のある筆遣いで描かれるその作品は瞬く間に人気を呼び、書籍の装幀に始まり、絵はがき、広告ポスターに浴衣のデザインなど、まさに現在の商業用のグラフィックデザインの先駆けとしての働きぶりでした。

元々は中央画壇としてのスタートながら、生活に根ざしたデザインや絵画を念頭に置いて制作し続け、当時の日本に大きな影響を与えていったのです。

余談なのですが、数々の女性とのロマンスがあり、その経験などから生まれた作品なども多くあると言います。

この辺りは、芸術家の宿命といったところなのでしょうか。現代でもあまり変わりませんね。もし、グラフィックアートに興味がある方であれば、先鋭的な作品ばかりでは無く、竹久夢二の作品をじっくり見る時間を作ってみてはいかがでしょうか。

きっと、気付かなかった何かを感じ取れるのはずですよ。

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