「マチエール」

美術館で絵を見ることが好きな方は多いかもしれません。

しかし、近頃では数々の名作を簡単にパソコンやタブレット端末で見れたり、テレビに雑誌などで軽く流し見できるようになりまし。

そのため、よっぽど好きで無い方であれば美術館などで絵画を見る機会をわざわざ作る方は減ったのではないでしょうか。

「何となく知っている」というのも知らないよりは良いでしょう。しかし、実は本物を見なければ分からない箇所があります。

それが質感、「マチエール」と呼ばれるものです。

美術用語で言えば絵肌なるものなのですが、油絵のざらざらした粗めの絵肌などを差して言われます。

しかし、色合いにツヤ感、タッチなどにより無限のパターンがあるマチエールは画家の個性が存分に注ぎ込まれる重要なポイントになるので、質感や絵肌と言う意味合いにおいては、広く捉えても良いかもしれませんね。

画風としても、敢えて新しいマチエールを作るために地塗り盛り上げ材を仕様した後に、波形や節目、彫刻刀などでも象るというのだから面白いものです。

ちょっとパソコンなどで一見しただけでは分かり辛いですし、近づいてその風合いを感じない限りはその絵画の持つ魅力を存分には分かり得ないのかもしれません。

美術関係者であれば当たり前かもしれませんが、意外にも素人の我々には馴染みの無い言葉なのかもしれません。

ちょっと次からはこの「マチエール」に注目して、絵画を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

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