書店がとても好き、という方は多いかもしれません。確かにあの独特な空気感や本の匂いは他に代え難い独特の“良さ”を醸し出しますよね。
そんな書店に行けば多くの方が平台に積まれた売り出し中のベストセラーや、書店員が書くPOPなどに目がいってしまうでしょう。
しかし、ひとつのアートではないか?と思わせる箇所があるんです。それは「本の陳列方法」です。
どうやら書店によって違うみたいですが、必ずあいうえお順か、版元で区分けされています。一見当たり前のように感じていますが、実はあの膨大な量の本を間違えることなく規則通りに並べるという技はかなりのクオリティではないでしょうか。
しかも、一夕一夜にできることでは無く、大勢のスタッフが携わって行なっているため大掛かりな作業になることは予想されます。
もし、一人のアーティストが一人で本屋をワンフロア完璧に作ったとしたら、とてつもないアートとも考えられませんか?
完全に形式通り並べるという、その方法はパソコンなど無い時代から行なわれていたのだから良く考えれば凄いことなのです。
これはCDショップにも言えるかもしれませんね。
日頃当たり前のように見ていたものも、見方をかえるととてつもない事だったりしてしまうんです。ふと、違う角度から日々を過ごしてみるのも楽しいかもしれませんね。