画ってどう見ればいいの!? 2/2

2. 風景画、人物画、静物画、抽象画について
引き続き、画のみかたのコツについてお話ししていきます。絵画の見方は、前回の通り「色」や「対象」や「歴史」といったものに加えて、「構図」というものが関係してきます。とはいえ堅苦しく考えずに自分がみたいようにみるというのが大前提。ちょっとしたポイントを中心にお伝えしていきます。

風景画
親しみやすい日常のワンシーンから、情緒的な異国の景色までさまざま。本来そこにないものが描かれていたり、不自然な色使いになっていたりということにこだわる必要はありません。作者が何を描きたかったのかを自分なりに推察してみると、作品の本質に触れることができるでしょう。

人物画
「誰を描いたか」が重要です。歴史や伝説上の人や権力者などの有名人か、もしくは一般人ということで見方は若干異なります。前者は時代やシーン、モチーフや象徴などを組み合わせて総合的に解釈するのがポイント。しかし後者の場合、作家が周囲の人間を描くのは、必ずしも何か記念であるとも限りません。その人の顔立ちや当時のファッションといった、基本的なビジュアルの個性に注目してみるのも良いでしょう。

静物画
描かれたもので画の真意を探ることができます。例えばモチーフによく使用される花やロウソク、懐中時計や頭がい骨。これらは「ヴァニタス」と呼ばれる静物画のジャンルで、人間の死や生のむなしさを描いたものです。宝石などを並べて権威をアピールするものや、卓上に広げた食材で日常を描き出したものも挙げられます。近年では構図の妙や、描かれたものに込められたメッセージの解読といった楽しみ方にも広がりを見せました。

抽象画
難易度が高いと思われがちですが、心配はありません。タイトル、色、構図やタッチといった情報をすべて自分なりに分解して見るのも良いですし、パッと見た第一印象から独自の解釈を広げていってもおもしろいでしょう。抽象画に関しては、作者や周囲も独創的な解釈があって当然だと思っているはずです。自分が思ったことを話してみて、いろんな人の解釈や感想を比べてコミュニケーションしてみるのもおすすめ。

最後に、解説があれば簡単に目を通すことも効果的です。答え合わせという姿勢ではなく、画家本人の制作意図や専門家の解釈がわかるので一つの指針にすると良いでしょう。自発的な感情の発生や、直感的な好き嫌いも実はとても重要。作品をたくさんみて、考えて、比べていくと、少しずつ目が肥えていきます。また、「買うとしたらどれか」という考えで画に接すると、積極的に見ることができるようなので試してみてください。

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