立体作品や彫刻、オブジェってどう見ればいいの!?

ポージング、モチーフ、素材について
前回までは絵画についてのみかたを紹介してきました。彫刻や人物像など、立体作品をみるためのアドバイスをしていきます。メジャーなものはやはり木、金属、石などの彫刻でしょう。有名なものは『ダビデ像』(ミケランジェロ作)です。親しみやすいものでいえば、お地蔵さまや仏像なども彫刻にあたります。

ポージング
時代によって多少変わりますが、いささか不自然なものであっても気にする必要はありません。それが美を追究した結果、もっとも映える姿形と解釈しましょう。特にギリシアなど時代をさかのぼるにつれて大胆なポーズになっていきます。西欧の人は幼い頃から絵画や彫刻に触れる機会が多く、それらのポーズに馴染みがあるようです。そのため、立ち居振る舞いがサマになるという話もあるので、キレイな姿勢を芸術作品から参考にするのも良いでしょう。

モチーフ
人間や動物といった現実にあるものを、より美しく理想の形に仕上げるのが立体芸術が持つそもそもの目的でした。しかし今では言葉や概念をテーマにした抽象的な作品も多く、イマジネーションが必要とされるものも増えてきています。ただそこにあるだけで大きなエネルギーを持つものに限らず、自身の中にある感情を刺激するチカラを備えているのが3次元作品最大のポイント。絵画の色や構図といった眼とは別に、素材やフォルムを楽しめるのが魅力です。

素材
木は親しみやすく、柔らかな雰囲気の素材です。あたたかみのある素朴な表現ができる一方で、植物特有のダイナミックなエネルギーを込めることも可能なのが特徴。
石は精巧なデザインを施せるのがポイント。素材そのものには重厚感や武骨な雰囲気があり、どことなくクールな世界観を持っています。
金属は技術や制作道具にある程度の制限があるため、近代的で洗練された印象をかもしだせます。高級感や豪華な印象がありながらも、繊細な作業が必要とされるため、他にはない格別な上質感が生まれます。

素材そのものをどういかしているか、ポーズやフォルムにおもしろさを感じるか、作品そのものから発するメッセージ性を感じ取れるか、といったことに注意しながら接してみましょう。そこに「ある」という、ものの存在そのものが新しい刺激になるはずです。

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