パフォーマンス(演劇、舞踊)ってどう見ればいいの!?

二次元の絵画、三次元の立体の次は、動きを伴うパフォーマンス系の芸術についてです。やはり生身の人間が持つエネルギーというものはすさまじく、その一挙手一投足を楽しめる形態となっています。演劇については俳優の声や視線や表情、躍動感あふれる動き、そして全身から発する表現の鼓動というものを楽しみましょう。舞台出身の役者がテレビや映画などに出演するときに、多少はオーバーな印象に見えることがあるかもしれません。しかし舞台上ではそれぐらいハッキリとわかりやすい演技である方が、劇の世界に没頭できるため効果的とされています。また、リアルタイムで観客全員を魅了するための訓練を積んできており、臨場感や表現力、アドリブなどの機転が効くという意味では舞台役者に軍配が上がるという評価があるのも事実です。また、シェイクスピアやギリシア時代などの古典劇を多用する傾向もあるので、あらすじを把握しておくと役者の演技に集中することができます。必ずしも原作を読破する必要はないので、教養としても知っておくと良いでしょう。
踊りについてはバレエをはじめ各種のダンス、日本舞踊や民族舞踏など地域や時代によって多様なジャンルがあります。すべての分野において要点を押さえるのは難しいかもしれませんが、肝心なポイントは1つ。それは本能で感じるものがあるか、ということです。ダンスの起源には諸説ありますが、ある想いを伝えるために言葉より体を使う方が良いと考えられて生まれたことに変わりはありません。演者が言葉以外の表現で観客とコミュニケーションするわけですから、それを言葉で解釈する以上に何かを感じることが大切です。また、音楽も踊りに欠かせない大きな要素。クラシック音楽など聴き馴染みのあるものも多く使われるので、有名な曲を知っておくに越したことはありません。
演技にせよ踊りにせよ、人が自分の想いを伝えるために、体を動かして表す行為が芸術として成立します。デモやストライキなどで行われるパフォーマンスにしても、自身の体で想いを発する根本にあるものは同じです。そこに秘められた美しさやメッセージを汲み取ることに意義を見出しましょう。

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