「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」原美術館

フランスを代表する女性現代美術作家、ソフィ カルの個展が開催中。

原美術館では「限局性激痛」展以来14年振りとなる彼女の個展。「最後に見たもの」、「海を見る」共に、日本初公開。「見ることとはどういうことか」を追究し続けたカルの、現時点での最終章となる作品を展示。
「盲目の人々」のシリーズから出品される1点は、親しい友人である現代美術作家、杉本博司の「海景」を組み合わせた特別版。

私はイスタンブールへ行った。

私は盲目の人々に出会った。

多くは突然視力を失ってしまった人々だった。

私は彼らに最後に見たものを説明してくれるよう頼んだ。

水に囲まれたイスタンブールの街で、

まだ一度も海を見たことがないという人々と出会った。

私は彼らの最初のときを撮影した。

――ソフィ カル

 

 

「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」
会期:2013年3月20日(水・祝)- 6月30日(日)
開館時間:   11:00 -17:00 (3月20日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日: 月曜日(祝日にあたる4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
入館料 :   一般1,000円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
交通案内:    JR「品川駅」高輪口より徒歩 15 分/タクシー5 分/都営バス「反 96」系統「御殿山」停留所下車、徒歩3分。
原美術館    東京都品川区北品川 4-7-25
Tel: 03-3445-0651
E-mail: info@haramuseum.or.jp
Website: http://www.haramuseum.or.jp
Mobile site: http://mobile.haramuseum.or.jp
Blog: http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum Twitter: http://twitter.com/haramuseum


【ソフィ カルとは】
主に写真と言葉で構成した物語性の高い作品の制作で知られるフランスの女性現代美術家。見知らぬ人々を自宅へ招き、自分のベッドで眠る様子を撮影したものにインタビューを加えた「眠る人々」(1979年)や、ヴェネツィアのホテルでメイドをしながら、宿泊客の部屋の様子を撮影した「ホテル」(1981年)、拾ったアドレス帳に載っていた人物にその持ち主についてのインタビューを行い、日刊紙リベラシオンに連載した「アドレス帳」 (1983年)など、彼女の作品は常に物議を醸している。90年代の「本当の話」や「ヴェネツィア組曲」なども含め、 虚実入り混じる不思議な作品を制作する一方で、「盲目の人々」(1986年)から始まった盲人に焦点を当てた シリーズにおいて、美術の根幹に関わる視覚・認識についての深い考察を行っている。また、映画製作を行なう他、カルの生き方に感銘を受けたポール オースターが、彼女を小説「リヴァイアサン」の登場人物マリアターナーのモデルとしたことをきっかけに、逆にカルがターナーを演じた作品「ダブル・ゲーム」(1998年)を発表するなど、その活動は現代美術の枠組みを超えて広く注目を集めている。
【プロフィール】
1953年、パリ生まれ。10代の終わりから7年もの間放浪生活を送り、26歳でパリに戻る。その頃より制作を始め、1980年より展覧会へ出品。以後、ロンドンのテート ギャラリー(1998年) やパリのポンピドゥー センター(2003年)での個展の他、各国 の主要美術館にて個展を開催。第52回ヴェネチアビエンナーレ(2007年)に参加するなど、フランスを代表するアーティストの一人。日本では、原美術館にて開催された「限局性激痛」 (1999年)や豊田市美術館(2003年)での個展開催の他、「脱走する写真―11の新しい表現」(1990年、水戸芸術館現代美術ギャラリー)、「移行するイメージ:1980年代の映像表現」 (1990年、京都国立近代美術館、東京国立近代美術館)などのグループ展にて紹介。現在、パリ近郊のマラコフ在住。

 

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